第9回日本混合研究法学会年次大会での口頭発表報告、他雑感
管理人・采々です。
第9回日本混合研究法学会で口頭発表しましたので、プチアウトプットしたいと思います。
さて、10月28日、29日に開催された第9回日本混合研究法学会年次大会で口頭発表してきました。演題は「課題に焦点を当てたコミュニケーションを促す介入による心理的安全性の変化:混合型研究」でした。
私は社会人大学院生として博士前期課程2年目ですが、この研究は一年前に計画したものです。その後、参加者を募集し、実験を実施し、データを収集し、現在はデータ分析の最終段階に入っています。今回はここまでの進捗を報告しました。
私は、個人と組織の意思決定に興味があります。その意思決定を含む組織行動のダイナミクスにも関心を持っています。今回の演題はその一端についての研究となります。
口頭は発表後、座長のH先生や昨年度大会長のM先生から有益なご質問やコメント、アドバイスをいただき、大変感謝しています!特に嬉しかったのは、座長のH先生から「内容が明確で分かりやすく、この研究で採用したデザインには妥当性がある」という肯定的なコメントをいただけたことです。
私は混合研究法の初学者で、Y教授のご指導のもと、この研究手法の魅力を感じながら毎日研究に取り組んできましたが、常にお作法やルールを守れているか不安でした。今回の発表に向けて資料を整理しているときもそうでした。そこで、座長のH先生からこのようなコメントをいただけて本当に安心しました!
ここで、混合研究法について簡単に説明しますと、アメリカ心理学会(American Psychology Association ; APA)の論文作成マニュアル第7版にも論文執筆基準が掲載された正式な研究法です。量的研究と質的研究を組み合わせた研究法として、医療、看護、教育、心理学などの実践研究分野で多くの研究が行われています。
また、この学会の魅力についても少しお話しします。
この学会は、「この分野の権威の先生と気軽に交流できる!」という点が素晴らしいです。
大会初日の最後にオンライン懇親会がありました。昨年も参加して楽しかったので、今年も楽しみにしていましたが、予想以上に盛り上がりました。参加者が少なかったこともあり、大会実行委員の先生方と直接お話しする機会がありました。翌日に口頭発表することや自己紹介もできました。サプライズとして、愛犬トトが乱入したことで、K先生の愛犬コアちゃんとほのぼのとした交流を図ることもできました❤ また、昨年ご一緒した先生方に覚えていただいていて嬉しかったです!今年はこの交流の輪がさらに広がったので参加して良かったと思いました。
本学会に参加したことで、多くの気づきと学びを得ました。専門分野は違えど、混合研究法を使って何かを解き明かそうとする仲間もできました。また、来年も参加したいと思います。
ということで、今日はここまで。