名前

松井 正義(Masayoshi Matsui)

プロフィール

山口県防府市出身。幼少期から中学まで九州の自然の中で、高校以降は関西の都会の中で育ちました。幼い頃から化学によって起きる不思議な現象に興味のあった私は、学生時代に触媒の研究に専念し、ケミストとしてのベースを築いた後、研究を続けるべく化学メーカーに入社しました。医薬品等の化学物質の有害性評価研究に計19年間従事し、薬物動態評価責任者、GXP責任者などの役割を果たし研究キュリアを積んできました。「研究成果は投稿発表して完結」との自らのポリシーに基づき、学術論文投稿8報(査読あり)、学会発表12回の実績を積みました。その後、複数のGXP責任者の兼任に専念した後、研究を裏方から支える研究管理キャリアをスタートさせました。研究職時代から兼務してきたGXP責任者、電離放射線管理に加え、バイオハザード、遺伝子組換え生物の実験管理をスタートし、2013年からは労働安全衛生のキャリアを本格的にスタートさせました。労働安全衛生計画の立案・推進・管理、安全衛生教育、作業環境測定およびその環境改善、衛生管理者、ISO45001内部監査員などOSHMSに準拠した労働安全衛生対策全般を担いました。加えて2018年からはファシリティマネジメントのキャリアをスタートさせ、ファシリティ改造計画立案・推進・管理、局所排気装置の設置、各種関連法規対応など研究効率向上施策をハード面から支えました。その他に、消防法の危険物保安監督者、規制対象各種化学物質管理、研究倫理、GXP責任者など多方面に渡るキャリアを構築しました。「研究管理で新たな業務に従事したら勉強して関連資格を取得する」との自らのポリシーに基づき資格取得を推進し、2021年には労働衛生キャリアの集大成として労働衛生コンサルタント(労働衛生工学)資格を取得しました。こうして会社員時代には計15の資格を取得し、同時に経験・スキルを強化しました。そして、2023年7月には、世の中の職場環境を労働安全衛生の観点からより良くして、事業者と労働者に寄り添っていきたいとの思いから労働衛生コンサルタントとして独立開業しました。生涯現役で楽しく働けると感じられる仕事に早めに巡り合ったことに感謝しています。学びの観点では2022年4月から働きながら産業医科大学大学院医学研究科産業衛生学専攻の大学院生となり、安全衛生委員会のような現場でのより良い意思決定のサポートを目的とした社会科学的なアプローチでの研究を行い、修士論文「課題に焦点を当てたコミュニケーションを促す介入による心理的安全性の変化:混合型研究」で修士(産業衛生学)の学位を取得しました。2024年4月からは同大学院博士後期課程にて学びを継続しています。私生活では1990年代にパートナーと家庭を築き5人家族となりました。2014年に家族に加わったヨークシャーテリアのトトが日常に潤いを与えてくれています。

趣味

  • 愛犬トトとののんびり散歩
  • 毎週のラン&ウェイトトレーニング&バイク
  • 「観る将」から「指し将」への二刀流を目指しつつある将棋
  • スポーツ観戦(ラグビー、アメフト、ボクシング)

所属学会