2022年12月7日更新
ここでは、各試験で求められる知識レベルについて、管理人・采々の私見としてまとめています。
労働衛生コンサルタント試験での合格基準 | 求められる知識レベル | 具体例 | 勉強を進める上での難しい点 | |
筆記試験 | 合格基準は、総得点のおおむね60%以上であること。ただし、1科目につき、その満点の40%未満のものがある場合は、不合格となります | ハザードおよびその対策についての教科書レベルの知識を用いて、試験時間内に設問に答えることができる
|
・労働基準法第75条第2項に規定される業務上の疾病及び療養の範囲(これらをハザードと捉えることができる)とその対策(労働衛生管理体制、作業環境管理、作業管理、健康管理等の基本的対策、職業性疾病予防対策)
・これら対策に加え、事業者が行うべき労働衛生対策としての健康確保対策、快適職場作り対策など |
・一冊で全てを網羅している教科書が無いため、いくつかの専門書を併用して勉強する必要がある
・どの教科書を選ぶかは受験生の判断次第。ただし、労働衛生関連の教科書は豊富ではない |
口述試験 | 合格基準は4段階評価の上位2ランクであること | ハザードおよびその対策についての教科書レベルの知識を用いて、試験官が設定する場面での問題点について口頭で的確に即答できる
|
・主に工学的対策が必要とされる業種、職場(例:鋳物工場、製鉄所、印刷会社)で想定されるハザード対策について的確に即答できること
|
・口述試験の情報が少なく、出題内容・範囲が不明
・適切な教科書が無い ・過去の労働衛生工学試験受験者がブログ等で公開している情報には限りがある ・そのため、何を聞かれても良いように広範な知識をインプットせざるを得ない ・最も大事なことはインプットした知識を口述試験の場で瞬時にアウトプットできること |
【参考】
コンサルタントになった後 |
ハザードおよびその対策についての教科書レベルの知識およびこれまでの経験をベースに、教科書通りにいかない現場の問題を的確に抽出し、その改善について的確に指導できること(現時点で、私は営利コンサルタントではないため私の独断で記載させていただきました)。 |
以上