「第63回近畿産業衛生学会」参加報告

こんにちは、管理人・采々です。

 

今回は、2023年11月11日に兵庫医科大学西宮キャンパスで開催された第63回近畿産業衛生学会に参加してきましたので、プチアウトプットしたいと思います。

 

今回参加して印象に残った3点をご紹介いたします。

 

1点目は、「ポストコロナ時代の産業保健」をメインテーマとした興味深い講演が多数あったことです。これらから私が得た学びをいつくか紹介します。

 

  1. 組織風土とパワハラには相関があり、心理的安全性より心理社会的安全風土が日本の社会には適している(教育講演から)
  2. 強迫症の文脈ではコロナ禍に一般公衆よりも手指の適切消毒方法を知っているヘルスケア従事者の方が不適切行動になりにくかった(シンポジウム1から)
  3. ポストベンション活動の実態を初めて知ったこと(シンポジウム4から)
  4. 長時間作業における頭部前方位姿勢とストレスとの関連(シンポジウム5から)

 

これらの学びをヒントに働く人の健康を守る活動に貢献していきたいとの思いを新たにしました。特に1についてはいろいろな意味で有益な示唆となりました。津野香奈美先生ありがとうございました!

 

2点目は、最も印象に残った講演の紹介です。それは一般講演番号104「死亡災害オープンデータのデータクリーニングと利活用への試みについて」です。厚生労働省が毎年公表する死亡災害情報は、有益ながらもその後の利活用が少々不便だなと常日頃感じていました。演者の試みはその点を見事に解消し、誰もが利活用できる点にあります。これは多くの労働安全衛生従事者が認めるところであり、演者は見事に若手奨励賞を受賞されました。

 

その後、演者とお話する機会があり、すばらしい活動について感謝を伝えました。今後、休業4日以上の災害データにも同様の試みを予定しているという嬉しいお知らせもありました。

 

3点目は、開催地の最寄り駅の阪神電鉄武庫川駅のことです。この駅は武庫川の上にかかる橋に位置しています。橋の上にある駅って不思議ですよね~。前から一度来てみたいと思っていまのでその願いが叶って嬉しかったです。

 

 

この駅の不思議さを写真に残そうと思ったのですが、構内からでは私のつたない撮影技術では難しく、この写真でお許し下さいませ。今度は武庫川の川べりからゆっくり駅を眺めてみたいと思います♪ 帰途の駅構内では冷たい風を受けて立冬の訪れを肌で感じましたが・・・、印象深い講演の数々と、コロナ禍から我々が学んだことを次に繋ぐ必要性を認識できた良い学会に参加できた喜びで心はポカポカでした。

 

ということで、今回はここまで。

 

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