令和5年度「化学物質管理に係る専門家検討会」の中間取りまとめ公表について

株式会社トトロエコンサルティング代表です。

 

11月21日付けで厚生労働省が「令和5年度「化学物質管理に係る専門家検討会」の中間取りまとめ」をプレスリリースしました。今回はこの内容を取り上げたいと思います。

 

厚労省によると、この中間取りまとめは、2022年5月に公布された改正労働安全衛生規則等による新たな化学物質規制を円滑に施行するため、個人ばく露測定(労働者の身体に装着した試料採取機器等により、労働者が呼吸する空気中の化学物質の濃度を測定するもの)に係る測定精度を担保するための方策について取りまとめたものとなっています。精度担保の基本的な考え方や、資格者の要件などを整理するとともに、精度を担保するための仕組みを示したとのこと。

 

細かい内容については、概要がパワーポイント形式でまとめられていますのでこちらからご参照下さい。その詳細版はこちらからご参照下さい。

 

ここからはその内容を受けての所感です。

 

個々の内容についてはある程度理解できると感じました。つまり、内容を一つ一つ読んでいけば理解できるという意味です。理解はできるけど、細かい点で納得できるかというと「おやっ?」と思うところはいくつかあります。

 

もう一点は、全体的には少し分かり難いなと感じました。化学物質の自律的管理の大枠の中で、事業場の関係者が読んだ時にスーッと内容を理解できるかというと、分かり難いのではと感じました。

 

現段階は中間報告で確定した訳ではありませんから、詳細の言及は避けたいと思います。

 

最後に、今回の中間報告は誰が一番興味深く読んでいるかと言うと、作業環境測定機関の方ではないかと思いました。それと、オキュペイショナル・ハイジニストの名称もさりげなく出てきますので、その点も注目ですね。

 

今後も検討会の内容を注視してまいりたいと思います。

 

今回は、令和5年度「化学物質管理に係る専門家検討会」の中間取りまとめ公表について取りあげました。

 

※本内容は2023年11月21日時点の情報に基づいています。

 

 

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