能登半島地震におけるアスベスト対策

株式会社トトロエコンサルティング代表です。

 

元日に起こった能登半島地震では犠牲になられた方々に対し深くお悔やみ申し上げるとともに、被災者の方々へお見舞い申し上げます。

 

このことで私に何ができるだろうか?を考え、1月2日にX(旧ツイッター)で以下の情報発信をさせていただきました。

 

能登半島地震に携わる行政の方へ➡周囲に倒壊した建物がある&その除去活動に携わる方へ、可能な限りマスクを着用させて粉じんを吸い込まないように指導下さい➡建材に含まれる可能性のある健康障害を引き起こす材料を粉じんとして多量に吸い込むと時間が経ってから健康障害が起きる可能性があるため

 

情報発信はしたものの、この内容にどれだけの効果があるのかは疑問であり、肝心のアスベスト(石綿)という言葉を敢えて使わなかったことで伝えたいことが伝えきれていないなと感じていました。

 

そこで、本日夕刻に参加した川西市商工会の新年互例会の会場で、然るべき立場だと私が思った方数名に、口頭でこの内容をお伝えしました。そうしたところ、とても興味を持っていただけた方が数名居られたため、別途詳細にお話させていただきました。

 

伝えたことの要旨は、

  • 今回の地震で倒壊した建物にアスベストが含まれている可能性があること
  • 現地ではアスベストにばく露される可能性があり、今後瓦礫の撤去作業等に従事される方にもその可能性があること
  • アスベストにばく露されるとその程度や個人差に依るものの約30年後に中皮腫などになる可能性があること
  • 現在はアスベストの使用は原則禁止されているが過去の使用で今なお中皮腫などで苦しんでいる方が多くおられること
  • アスベストからのばく露を防止するためには規定された規格の防じんマスクの着用が有効なこと

でした。

 

お話したお相手の方々の反応から、この伝えたいことは十分に伝わったかなと思いました。特に「そのようなマスクを今後も緊急時用として常備しておく必要があるのですね」と問われたので、その通りですと回答させていただきました。これらを踏まえて、迅速に対応すべきことと今後に生かしていくことを考えていただけるとのことでしたため、今日は互例会に参加して本当に良かったなと思いました。

 

なお、これで全てがうまくいくとは思っていませんので、私なりにできることを今後も考えていきたいと思います。

 

今回は、能登半島地震におけるアスベスト対策についてでした。

 

 

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