“自分事”になる講習とは 2025年8月開催・化学物質管理者講習の現場から

夏の講習を振り返って

立冬を迎え、季節はすっかり秋から冬へと移り変わってきました。

 

少し時期を遡りますが、2025年8月上旬に実施した某企業様を対象に実施した「化学物質管理者講習に準ずる講習」について、講師としての体験を振り返ってみたいと思います。

 

この講習は、顧客企業様の会議室にて2日間にわたり開催され、延べ63名の方にご参加いただきました。

 

業務に即した講義設計と反応

講習では、企業様の業務で実際に取り扱われている化学品の事例を中心に構成し、関係法令やリスクアセスメント、ばく露防止対策などを座学形式でお伝えしました。

 

受講者の皆様が「自分事」として捉えられるよう、資料やスライドにも工夫を凝らしました。

 

事後アンケートでは「分かりやすかった」「飽きずに聞くことができた」といった声を多くいただき、講師としての工夫が伝わったことに安堵と喜びを感じました。

 

改善点と次への期待

一方で、「専門用語が多かった」「他の化学品の事例も聞きたかった」といったご意見もいただきました。

 

これらは今後の講習設計に活かすべき貴重な気づきです。また、「もっと深く学びたい」「他の有害物質についても知りたい」といった前向きな声もいただき、講習が受講者の意識を変えるきっかけになったことを実感しました。

講師としての学びと感謝

今回の講習は、私自身にとっても大きな学びの機会でした。「”業務に即した内容であり、伝え方に工夫があること”が、理解と納得につながる」。

 

そんな実感を得ることができました。 ご参加いただいた皆様、そして開催にご協力いただいた企業様に、改めて感謝申し上げます。

 

今後も、現場に寄り添いながら、より良い講習を届けられるよう努めてまいります。

 

※本コラムに掲載している写真は、企業様より事前に活用のご了解をいただいた上で使用しております。

 

 

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