日本産業衛生学会/近畿支部地方会学術講演会参加

先週の6月19日(土)の14~16時に日本産業衛生学会/近畿支部地方会学術講演会(ZOOM開催)に参加しましたので、簡単にレポートしたいと思います。

 

さて、特別講演1では「最近の労働衛生関係政省令の改正について」ということで、大阪労働局労働基準部の方からご講演がありました。石綿則の改正、溶接ヒューム等の特化物指定、電離則改正について要点の説明がありました。

 

石綿則については、工事解体前の事前調査がポイントとして挙げられます。溶接ヒュームについては、大阪は溶接作業者が特に多く、また、コロナ禍のことを考えると、特定化学物質作業主任者の資格をとるだけでも現状大変な状況とのことでした。また、改正電離則の説明では、先のNHKの医療現場での被ばく管理が徹底されていない状況に少し触れていました。これについては、後日改めてブログに記事をUPする予定です。

 

特別講演2では「職域のための新型コロナウィルス感染症対策ガイドの現場への展開について」と題して講演がありました。印象的だったことは、日本はこれまでSARSもMARSも被害がなく新型インフルエンザも大したことなかったため、結果的に、感染症対策のノウハウの蓄積がなされないまま今回のコロナ禍を迎えたということでした。そのために成すべきこととして、足元を固め、応用と改善を行い、次なる新興感染症に備えるべき、ということがとても印象に残りました。その通りだと思いました。

 

今回の開催方法はZOOMでしたため、気軽に参加できました。これまで学会会場に足を運んでいたのがまるで遠い昔のような気がしますね。コロナ禍で世の中は変わりました。でも、こういう変化は大歓迎ですね。

 

ワクチン接種が進み、コロナ禍が落ち着いた後の学会開催方法はどうなっているのかな。

 

 

 

 

 

 

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