国連GHS文書 改訂8版(最新版)の和訳(仮訳)
労働安全衛生総合研究所からのメールマガジン「JNIOSH-NEWS147」が4月2日に届きました。
その中で「GHS:化学品の分類および表示に関する世界調和システム(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)」の最新版が、労働安全衛生総合研究所で公開されましたので少し紹介したいと思います。
公開されたのはGHS文書 改訂8版(最新版)の和訳(仮訳)です。
GHSはその名の通り、化学品の化学品の危険有害性を世界的に統一された一定の基準に従って分類し、絵表示等を用いて分かりやすく表示し、その結果をラベルやSDSに反映させ、災害防止及び人の健康や環境の保護に役立てようとするものです。
和訳版は570頁もあるので全てを読むのはしんどいですが、普段、化学物質を取り扱う機会の無い方は、第1部の序文だけでも目を通してはいかがでしょうか。
GHSは、労働衛生コンサルタント試験でも問われる可能性のある重要点の一つです。私の場合、口述試験対策での想定質問として、作業改善事例で挙げた化学物質のGHS区分を聞かれることを想定して、その区分(呼吸器感作性、皮膚感作性、発がん性 など)を覚えました(見事に質問されませんでしたが・・・)。ただ、こうやって何かしら覚えることでその意味なりを理解することに繋がると思います。
https://www.jniosh.johas.go.jp/groups/ghs/ghs.html
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