局所排気装置の定期自主検査 その05
数回シリーズで、局所排気装置の定期自主検査についてアウトプットしています。
前回は局所排気装置の定期自主検査指針を見て実際に検査ができるのか?ということについてアウトプットしました。
今回は最終回となるまとめです。
さて、まとめと言っても今回は全5回の短いシリーズだったため、特にまとめはしませんが、一般的な指針の意味について考えてみたいと思います。
指針には法的拘束力はありません。
ご存じの方も多いと思いますが、そういうことです。くどくど局排の指針について述べてきたのにそれかよっ!!とお怒りの読者の方も居られるでしょうが、そういうことなのです。しかし、法令に定められた検査項目だけでは何をしたらよいのか分からないので指針があるという訳です。そのことを忘れずしっかり点検をして下さい。個人での点検が難しい場合には、周りの専門家の協力を得て下さい。
そして、何より大事なことを言いますね。
それは、局排の点検は何のためにするのか?ということです。
それは、有害ガス等による労働者のばく露を防ぐための局排が設置時点と変わらず有効に使用できることを確認するためであるということです。
また、点検で局排が適切な状態で稼働できることを確認できたとしても、局排の使用方法が間違っていたら意味がありませんよね。
我々、労働衛生コンサルタントは、そのために持てる知識を活用して現場に役立てるようにしたいものですね!!
ということで、今日はここまで。