「新たな化学物質規制を踏まえた自律的な化学物質管理促進セミナー」の動画配信について

今回は、本年9月から10月にかけて厚労省の委託事業として実施された「新たな化学物質規制を踏まえた自律的な化学物質管理促進セミナー」(計3回)が動画配信されましたよ、という内容をプチアウトプットしたいと思います。

 

詳細はこちらから見ていただくとして、概要のみ以下に抜粋します。

 

セミナーの概要

令和4年2月及び5月に労働安全衛生法の関係政省令が改正されたことにより、職場における化学物質管理は、以下のように変わります。

・ラベル・SDSの伝達や、リスクアセスメントの実施義務対象物質が大幅に増加

・濃度基準値設定物質のばく露濃度を基準値以下とすることが義務付けられる

・化学物質を製造・取り扱う労働者に、適切な保護具を使用させることが求められる

・自律的な管理に向けた実施体制の確立が求められる

本セミナーでは、以下の3つのプログラムを設け、新たな化学物質規制の概要、SDSの作成・確認、リスクアセスメントの方法、等について解説しました。セミナーの詳細については、下記リンク先のPDFをご確認ください。

【第1回】リスクアセスメントを実施する事業者(初心者)向けプログラム

ラベル・SDSの見方・活用方法、これから取り組む化学物質のリスクアセスメントなど

【第2回】ラベル・SDSを提供する事業者向けプログラム

SDS制度及びGHS分類ガイダンスを活用したSDS・ラベル作成、GHS混合物分類判定システム

(NITE-Gmiccs)の使用方法など

【第3回】リスクアセスメントを実施する事業者(一般)向けプログラム

ラベル・SDSの効果的な活用方法、事例を踏まえた効率的・実効的なリスクアセスメントの方法など

【全回共通】新たな化学物質規制に関する説明(厚生労働省)

 

私も各回を仕事の合間に視聴しました。内容は化学物質の自律管理のみならず、SDSなど普通に勉強になります。セミナーに参加されなかった方はお手すきの時にでも視聴されては如何でしょうか。

 

ちなみに、労働衛生コンサルタントや受験生の方はこれらの内容は勿論バッチリ理解しておいた方がよいと思います。コンサル試験の観点からは、同試験の基準となる法令施行日と化学物質の自律管理に関する法令施行日(令和5年および6年の各4月1日予定)をよく確認した上で、試験範囲をしっかり把握しておく必要がありますが、自律管理の動きは今後のためにも知っておくべきことだと思います。

 

ということで、今日はここまで。

めっきり寒くなってきたので暖かくしましょう!

 

 

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