日本産業保健法学会第2回学術大会/オンライン参加 02

さて、先日の記事では日本産業保健法学会第2回学術大会にオンライン参加し、模擬裁判が面白かったことを書きました。今回は事例検討「精神疾患り患者の復職をめぐる1事例と法」を聴講した感想をプチアウトプットしたいと思います。

 

話は少し遡りますが、オンライン参加にあたり、かなり準備不足でした。例えば、オンライン参加のためのID、PWをしっかり把握できていなかったことや、少し前に送られてきた大会抄録集に十分目を通せていなかったこと等です。これは私がお馬鹿なせいも勿論あるのですが・・・、それはさておきまして・・・、諸々のことが重なって時間に余裕がなかったことが大きな要因でした(といって自分で自分を慰めています・・・ごめんなさい)。

 

その結果何が起こったかというと、どのプログラムを聴講するのかを決めていなかったため、直前になってあたふたしたのです。その最たるものが、この事例検討の聴講でした。直前になって抄録集を見たときに後日オンデマンド配信されるプログラムがほとんどのように見えたので少し安心したのですが、一部のプログラムはライブ配信のみでした。その一つがこの事例検討だったのです。そうなるとライブ配信を優先して聴講せざるを得ません。

 

という経緯がありまして、この事例検討を聴講したのですが、先に感想を申し上げると「きっいな~、こういう現実あんねんな~、産業衛生の現場には・・・」と思いました。

 

事例検討がライブ配信のみなのも、聴講して納得がいきました(内容が内容だからだと解釈しています)。ということで、ここではあまり書きすぎると大人の事情で良くないと思うため、私が思ったことを中心に少しだけ記載したいと思います。

 

率直な感想は上記の通りですが、やはり法律が絡む案件を取扱う学会のためか、その法律絡みは係争沙汰ということでした。「そうか~、産業医も訴えられるのね~、相当理不尽だけど・・・」という感じです。

 

私は近い将来、労働衛生コンサルタントとして独立することをこのHPで公言しています。その先の未来を考えることはよくあるのですが、自らのコンサルティングが間違って大変なことになったらどうなるのか?と想像したことは何度もあります。そうならないように、と言いますか、きちんと責任を持った仕事ができるように、来るべき時に備え研鑽を積んでいます。しかし、今回の事例検討を聞くと、例え、間違っていなくてもトラブルに巻き込まれることはあるのだなと感じました。

 

患者が絡むケースとそうでないケースではそのリスクはかなり違うと思います。私は労働衛生工学区分なのですが、将来は積極的に産業保健にも関わりたいと思っています。ですから、今回のことは他人事ではないのです。

 

違う言い方をすると、患者を相手にする医師(専門医、産業医)はこういった面も含め、相当にハードな仕事なのだなと改めて実感しました。これが責任のある仕事、立場なのだなということです。

 

このようなことを感じつつ、この事例検討の聴講を通じて、やっぱり産業保健法学会に入会して良かったなと思いました。前回記事にも書きましたが、知っているようで詳しく知らなかった世界がそこにはあったのです。こういうことが分かっただけでも、ひよっこの私には大収穫でした。

 

ということで、今日はここまで。

 

 

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