オキュペイショナルハイジニストについて 02

オキュペイショナルハイジニスト(COH)とは日本作業環境測定協会が認定する資格です。前回はCOHについて職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会報告書の観点でアウトプットしました。

 

今回は、COHの人数についてアウトプットしつつ、私個人のCOHへの興味についても触れてみたいと思います。

 

「COHって何人いるんだろう?」。皆さんは気になりませんか?私は気になりました。

 

同検討会の関連資料には、労働衛生コンサルタントとオキュペイショナルハイジニストのそれぞれについてある具体的な人数が記載されていたのです。

 

労働衛生コンサルタントについては化学物質管理の専門性を有する人数として25名という数字です。これはコンサルタント会の会員で専門の公表に同意している者の人数という注釈がついています。実際には労働衛生コンサルタントはもっと居ますから、化学物質管理を得意分野としていると公言している方だけを対象にしたということですね。

 

一方、COHは資格保有者数52名という数字です。これは日本作業環境測定協会が公表している人数という注釈付きです。

 

「えっ、COHって52名しか居ないの?」というここでも素朴な疑問が湧いたので、調べてみると日測協がCOHの所属と氏名まで公開していることが分かりました(個人的に氏名が公表されている資料をリンク付きとするのに若干の抵抗感があるため、ここでは敢えてリンクは貼りませんのでご興味のある方はご自身で調べてみて下さい)。

 

「なんでCOHがこんなに少ないんや?」という疑問が湧いたのですが、それは2つの理由からだと推測されます。

 

1つは、日本作業環境測定協会HPを見れば一目瞭然ですが、COHになるためには多大な時間(合計93時間の受講)と費用(どこかに合計費用が書かれているのかもしれませんが、よく分かりませんでした。ただ、4時間の受講で11,200円というものがありました)がかかります。そして、日測協認定オキュペイショナルハイジニスト養成講座というのを受講して試験を受ける必要があります。

 

そして2つ目の理由は、COHを取るメリットがいまいち不明確なのではないのかと思いました。これは私の個人の感想です。

 

ですから、2つの目の理由からすると1つ目の多大な時間とコストを掛けるメリットが見出しにくいのかなと思いました。

 

では、52名の方は何を思ってCOHになったのかですよね。それは正直ご本人たちに伺わないと分かりません。

 

では、私はCOH資格を得たいかと問われると今はそのつもりはありません。理由は、COHを取るメリットが見い出せないためです。

 

例えば、検討会で議論された今後の化学物質管理の観点からは、COHは労働衛生コンサルタントに比べ業務経験を問われませんから、より重宝がられるかもしれません。でも、この点については実際には何も決まっていないため、すぐにCOHを取得するのは時期尚早と感じます。

 

また、今年の4月からは社業と大学院との掛け持ちで時間と金銭の余裕がないことも関係します。

 

ということで今日はここまで。

 

 

 

 

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