作業環境測定を一から十まで自分でやってみようと思うのですが 04

昨年、第2種作業環境測定士の登録講習を終え、晴れて第2種作業環境測定士になりました。当初は自ら作業環境測定をするつもりはありませんでしたが、今後、自分でやってみようという気になりました。そこで、自分でやる時にどうすればよいのか、手順を一通り確認して整理しておこうと思いました。そこで、今回調べたことを数回シリーズでアウトプットしていこうと思います。

 

前回は、第二種作業環境測定士である私が用いることができるものとしては主に検知管であることをアウトプットしました。

 

今回は、検知管を用いた作業環境測定を実施するにあたり、デザインを実施するための前提条件を設定してみたいと思います。

 

前提条件としては、以下のような感じにしてみようと考えています。

 

  • 測定対象:n-ヘキサン(第2種有機溶剤)
  • 作業工程:水系試料からヘキサンを用いて分液ロートで液液抽出する。作業者は1名だけ。
  • 作業方法:
    ①ヘキサンでの抽出は100 mL × 3回行う。
    ②ヘキサンを使用する都度、試薬瓶から100 mLを都度メスシリンダーで測りとり、水系試料を入れた分液ロートに入れ、抽出を行う。
    ③3回の抽出作業が終了したら、ヘキサン相をロータリーエバポレーターで濃縮し、完全にヘキサンを留去する。
    ④留去したヘキサンを回収し、囲い式フード内にある排液タンクに入れる。
  • 局排の有無:有。①②④は囲い式フードの中で実施する。③のみ実験台の上に置いたロータリーエバポレーターで実施する。
  • 作業場の状況:縦7 m、横10 mの実験室を単位作業場とする
  • 従事者の行動範囲:囲い式フードは実験室の南面に位置している。③で用いる実験台は北面に位置している。従って、作業者が南面にある囲い式フードで①②を行い、③のために北面にある実験台まで移動し、③が終われば④のために北から南へ移動する。②から③、③から④の間は、ヘキサンを入れた容器は密栓せずに移動させる。

 

ん~、こんなところでどうでしょうか・・・。本当は図を書いたらよいのでしょうが、言葉だけでイメージしてみて下さい。

 

この内容からすると、ヘキサンによる作業場への影響はほとんどなさそうかなと分かりますよね。

 

ちなみに、職場のあんぜんサイトにあるヘキサンのSDSはこの通りです。

 

ということで、今日はここまで。

 

 

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