ラグビーワールドカップ2023開催/決勝トーナメントを前にして

管理人・采々です。

 

今回は、管理人・采々の大好きなラグビーの話です!

 

ラグビーワールドカップ開催を前にして、その1その2その3と記事を書ましたが、今回は、予選が終了して各プールの上位2チームが確定し、決勝トーナメントを前にして今の思いをプチアウトプットしたいと思います。

 

なお、以下に決勝トーナメントに進出したチームのことを書きますので、知りたくない方は読まないで下さいね。「忙しくてまだ録画した試合を観てないんだよっ!!ネタバレするなよっ」という方が居られたら大変ですからね。

 

では、「決勝トーナメントで繰り広げられる試合への向き合い方」、「優勝予想」、「日本代表への思い」、「予選で散ったその他国々の代表へ」という観点で述べてみたいと思います。

 

決勝トーナメントで繰り広げられる試合への向き合い方

その1の記事で書いた通り、私はスプリングボクス(南アフリカ代表)のファンです。ですから、当然、スプリングボクスにはこの後の決勝トーナメントでは勝ってもらい、一試合でも多く観たいという気持ちがあります。一方で、今後は一発勝負のトーナメントですから何が起こるか分からないため、彼らの試合も含めて、純粋にラグビーの試合を一ファンとして楽しもうと思っています。

 

推しのチーム、推しの選手は勿論いますが、スプリングボクスの対戦相手となるチームも大体好きですし、好きな選手もたくさんいます。純粋に、選手をアスリートとして尊敬していますし、ラグビーという競技を楽しんでいます。

 

ですから、負けたら終わりのトーナメントを純粋に楽しもう、どこが勝っても負けても両チームに賛辞を送ろうと思っています。

 

都合の良いことを言っているように聞こえるかもしれませんが、それが今の私のマインドです。純粋に試合を楽しみたいということです。

 

その2の記事でも書いた通り、今大会では頭部への危険なタックルが厳しくレフェリングされ、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)による納得性のあるジャッジがスムーズに機能し、コンバージョンキック&ペナルティーキックの時間制限導入などにより、より安全で、公平で、流れを止めないスピーディーで観る者をも魅了するスポーツにラグビーが進化していることが改めて良く分かりました。

 

こうしたことが、今回、明確にメッセージとして伝わってきて、本当に嬉しいなと感じました。だから、進化したラグビーを単純に一ファンとして楽しもうと思います。

 

優勝予想

とは言いつつもですよ、やはり優勝予想してみたくなるのが人情ですよね~。

 

その2の記事で、私はスプリングボクスを優勝候補に挙げました。その後、予選を見た印象から予想をしてみました。

本命:スプリングボクス

対抗:オールブラックス

ダークホース:ウェールズ

 

まず、ダークホースからですが、ウェールズって本当に私の好きな戦い方をするんですよね。奇をてらうことなく、堅実な守りに裏打ちされたオーソドックスなラグビーをするという点でスプリングボクスに似ているのですよ。予選のワラビーズ戦を観る限り、あの試合を今後もできるなら、ひょっとして・・・と思わせる何かを私は感じました。

 

そして、対抗のオールブラックスです。予選プールではフランスに負けましたが、その後は尻上がりに調子を上げた印象です。プールAでフランス以外にオールブラックスを脅かす唯一の存在だったイタリアに圧巻の勝ち方をしました。大会前の状態は最悪でしたが、ここに来て8割方息を吹き返したとみていいでしょう。キャプテンが負傷したことで逆にまとまりができた感もありますし。

 

オールブラックスは、準々決勝でアイルランドと相まみえます。贅沢すぎるカードですが、今のオールブラックスならアイルランドに勝てる可能性が4割5分ぐらいには高まったかなと思います。「なんやそれやったらアイルランドの方が有利と思ってるんやろ」と思ったあなた、その通りです!でも、真価が問われる戦いにラグビー王国への期待を込めて頑張ってほしいなと思います。

 

最後にスプリングボクスです。予選プールではアイルランドに僅差で敗れましたね。試合展開を見ていてやっぱり力は五分五分だと思いましたし、後半アイルランドに逆転されてからは敢えて今後を見据えて何も出さなかったような気もしました。

 

彼らにとっての懸念事項だったキッカーに、ポラードが戻ってきたことは明るい材料です。ただ、彼の足の状態が気になるところです。選手としては晩年に入りつつある彼ですが、決勝までもつのかなという不安があります。それとフッカーのマークスの離脱は本当に痛いです・・・。マークスの姿をずっと見ていたかったのですが、マークスの抜けた穴をンボナンビがしっかり埋めてくれていますし、フォワード最前列のまとめ役として物凄い存在感を見せてくれています!ちなみに、ポラードはいつもは10番のスタンドオフ(チームの司令塔)で、ンボナンビは2番のフッカー(スクラム最前列の真ん中)の選手ですよ、要注目です!

 

ああ、スプリングボクスのことを書き出したらキリがないのでこの辺りにしようと思いますが、準々決勝のフランス戦は大変な試合になるでしょうね。本当に・・・。フランスはデュポンの顔面骨折の回復具合が本当に心配です。今のラグビー界の至宝と言ってもよい選手なので、無理をしないでほしいのですが、無理をするんでしょうね、きっと・・・。

 

日本代表への思い

陳腐な言い方になりますが、日本代表はとても頑張ったと思いますし、未来に希望が持てる戦いぶりだったと感じました。

 

ここで少しだけ、このワールドカップにおける日本の立ち位置を整理してみたいと思います。

 

前回2019年大会でベスト8進出と大躍進し、最高ランクを6位まであげたものの、その後は8~9位台あたりをウロウロ、ワールドカップ直前の世界ランキングは10位代前半でした。ただ、この数年のランキングは、コロナ禍であったこともあり、ほとんどあてにならなかったと思います。事実、ワールドカップイヤーになって、底力のあるチームがランキングを上げてきました。

 

冷静に見ますと、眼の肥えた欧州や南半球のラグビーフリークの今大会の関心はランキング1位から4位までのアイルランド、フランス、南アフリカ、ニュージーランドに集中しています。それは、この4か国と5位以下のその他国々との現時点での実力差があまりにも大きいからです。

 

そして、プール分けの段階でこの4か国はプールAとBに固まってしまいました。ですから、その他のプールCとDへの国際的な関心はとても低かったというのが実情です。

 

このことを裏付けているように、日本戦の会場はいずれも収容人数の少ないスタジアムでした。関心の高い上位国は勿論、収容人数の多いスタジアムで戦っています。これが何を物語るのかは容易に想像がつきますよね。

 

2015年に日本がスプリングボクスを破ったブライトンの奇跡は勿論ラグビー史に残るグレートアップセットですし、2019年大会では何とアイルランドを撃破し、ラグビー界に衝撃を与えました。しかし、そのことがあって、特に、スプリングボクスは弱小国相手のテストマッチでも良い意味で手を抜かなくなりました。彼らは学習したのだと思います。

 

このような背景があって、さらに、注目度の低いプールDではイングランドとアルゼンチンが有力視されており、日本への国際的な注目は低かったと言っていいでしょう。悔しいのですが・・・。

 

今大会のプール分けの抽選があったのは昨年12月です。その時点では日本よりもランキング下位だったアルゼンチンは、その後、テストマッチでニュージーランドに勝利するなど国際的にも評価が高まってきていました。冷静に見ると、今大会時点では日本より一枚上手と見る向きが多かったです。

 

勝つ可能性があるのはむしろ対イングランド戦かなと思っていました。イングランドは去年後半から失速気味で、HCのE・ジョーンズが解任され、チームのまとまり感にかけているなと感じる場面や、テストマッチでの負け方が悪かったからです。

 

でも、やはりというか、この2か国は超えられなかったか~、という感じでしたね、残念ながら・・・。今のイングランドなら10回戦えば3回は勝てるかなと思っていたので、何とかその3回を今回手繰り寄せてほしいな~と思って観ていたのですが・・・。ちなみにアルゼンチンには10回戦っても2回しか勝てないぐらいの力の差があると思っていました。

 

でもでも、その昔の国際的には全く注目されなかった弱小だった頃から比べると、今の日本は予選プールで通過枠を争うことが当たり前というポジションにまで立ち位置を上げてきました。これは本当に嬉しいことです。ただ、世界トップの4強、それに続く強豪国も同時に進化しているので、それにどう肉薄していくかが今後の強化のポイントでしょう。

 

勇敢な桜の戦士の皆様、勇気と感動をありがとうございました!今後も陰ながら応援しますよっ!!

 

予選で散ったその他国々の代表へ

少し前の日本と同じく、国際的には全くスポットライトの当たらないワールドランク下位の参加国が予選で散っていきました。とは言うものの、これらチームも全体的に底上げしてきた感があり、上位との差は少し詰まったのではないかと感じました。

 

そんなチームの中でもとても面白いなと思ったのはポルトガル代表でした。他のどこの国とも違う独自のラグビースタイルを持っていて、とにかく型にはまらず変幻自在なパスで繋ないで繋ぎまくるというスタイル、観ていて本当にワクワクしました。

 

そのポルトガルは、最終節では何とフィジーからワールドカップ初勝利を挙げました!今回のフィジーは相当強いと戦前に予想されており、事実、ワラビーズを撃破しました。そのフィジーから勝利、これは日本国内では全くと言ってよいほどスルーされましたが、ラギビー界では相当にインパクトのある出来事でしたよ。この後が本当に楽しみなチームです。

 

最後に

偉そうにいろいろなことを書き連ねましたが、お馬鹿な管理人なのでお許し下さいませ・・・。

 

私は単にラグビーが好きなだけです。そして、ラグビーの試合を観ていると何故だか泣けてきます。残念ながら日本では、ワールドカップの時ぐらいしかラグビーへの注目が集まらないので、試合の感動やラガーマンのすばらしさに触れる機会をせめてヨーロッパ並みにしたいな~という気持ちがあります。

 

ということで、今日はここまで。

 

単なるラグビー好きの管理人・采々による決勝トーナメントを前にしてのプチアウトプットでした。

次回は大会終了後に、総括をしたいと思います。お楽しみに!

 

 

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