労働衛生コンサルタント合格後 030

「労働衛生コンサルタント合格後」というカテゴリーで書いている記事では、その名の通り、私が合格後にとった行動についてアウトプットしています。

 

前回記事では7月の大学院生活について振り返ってみました。

 

今回は、その続きとして、8月について振り返ってみたいと思います。

 

私の生活パターン@7月頃(前々回記事から抜粋)

 

  • 平日:18~19時半(6限までの講義のある日)あるいは18~21時(7限まで講義のある日)に自宅で講義を受講。何度か会社で受講したこともありますが通信状態が悪いことが多かったため、以降は講義に間に合うように会社を出て自宅で受講することに決めました。でも間に合わない場合は帰宅しながらipadにイヤホン付けて画面を見ながら受講することも多いです。さらに、仕事がどうしても終わらず結局受講できないこともあります。
  • 休日:2週間に1度、主に日曜日の夕方から夜に担当教授とのゼミを実施。ここで研究の指導を受け、研究進捗の目合わせをする。この時に次回までにやっておくべき課題の目合わせをしたり、「次回用の文献を後で送るね~」となったりします。こちからも「先生、この文献がフリーで入手できないので入手できませんか?興味あるから」なんてリクエストをしたりします。
  • その他の空き時間:「その他の空き時間」とは私の空き時間(社業に費やす時間や家事の時間を除いた時間)を指します。ただし、睡眠時間は削らないと決めています、お年頃なので・・・(笑)。この空き時間をフル活用して、次回ゼミに向けて文献を読んだり、研究計画を立案したりして研究を進捗させるように頑張ります。しかし、そもそも研究対象分野への知識が薄いことや、研究のお作法自体が良く分かっていないため、それらの勉強も並行して進めていく訳です。

 

さて、7月にほぼ毎日大学院講義に参加することになり、会社と大学院での生活パターンがこのように確立されてきました。それは8月上旬も同様でした。この時期はそれが当たり前になっていて、今日はこの講義、明日はこれか~、という感じで毎日楽しく受講していました。

 

いつも申し上げている通り、大学名と専攻は非公表にしているので一切の具体名を出さずに申し訳ないのですが、この時期は専攻した学部の講義よりも他学部の講義の数が一時的とは言え多かったと思います。その他学部とは医学部なのですが(これぐらいは言ってもバチは当たりませんので公表します)、やはり、その講義はなかなかに難しいものがありました。というのも、講義を理解する前提の知識が無いからです。そんなことお構いなしに講義が淡々と進んでいく訳ですから、受講しながら調べては理解するの繰り返しです。そんな状況でも、学べることの楽しさ、面白さを感じる場面は多々あり、そして、私の専攻する学部とは全く関係ない訳ではないため、多くの気づきが得られる面白さを感じていました。

 

そして、8月中旬に講義が無い週が1週間ありました。「何で講義ないんだろ~?」と思っていたのですが、夏休みだったのですね!そして、その1週間を過ぎるとほぼ毎日講義受講の日々が再開されたのです。

 

そんな中、自分でも意外な発見がありました(少し不真面目な話なので聞き流しても大丈夫です)。

 

たまたま平日にぽっかり1日講義無しの日ができたのです。その日は当然ながら会社で仕事をこなしていくのですが、講義受講のために早めに帰宅する必要がないので日頃溜まりがちな仕事をこの時ばかりと仕事をする訳です。そうすると終●の時間を迎えることになります。●電まで仕事をしていると、さすがに仕事好きの私でもいつもは疲労が溜まってくるのですが、この時はそうではありませんでした。やればやるほどパワーと集中力がみなぎってくるのです。そのことに帰宅途中に気づきました。そして、「何でだろ~?」と自問自答したところ、それは会社人の私として見た場合に、日々の講義受講によって鈍った仕事の身体が仕事をすることで元の姿に蘇ったのだと結論しました。この感覚を人前で言うと120%変な人と思われので、ここでこっそり打ち明けます(こんなHPでこっそりなんて意味ないやろ~!と画面の前でツッコンだ、あなた!その通りです!!)。

 

そして、ちょうどこの頃、専門領域科目での研究で転機となる出来事がありました(こちらはまじめな話です)。

 

それは、担当教授(今後は呼び方を「Y教授」にしますね)から出されたある参考文献に出会ったことです。その時点までに研究したいコア概念はほぼ決まっていたのですが、研究手法の詳細を決めることがうまく進みません。理由はいくつか考えられました。研究分野への私自身の知識不足、理解不足、研究のお作法に不慣れ、などなど。ただ、一番大きな要因は、研究しようとしているコア概念がどちらかと言うと量的研究向けではなかったからです。もう少し説明しますと、研究のコア概念が組織心理学に関係しており、量的研究手法だけでは必ずしも得たいものが得られないと、この頃の私は肌感覚で気づき始めたのだと思います。これはある面、以前より研究対象に一歩近づいていたのかもしれません。

 

それを察知したY教授は(きっと察知したのだろうと後から私は思いました)、異なる研究手法を取り入れた前出の参考文献を紹介してくれたのです。この文献を読んで「コレだ、コレコレ、コレ面白そう!!」と胸躍ったのです。これはY教授の巧妙な策略でした(良い意味ですよ)。なぜ策略だと感じたかというと、なんとY教授はこの研究手法に長けている研究者だったのです!!

 

思えば、これまでのY教授とのゼミ等を通じて、おやっと思う節がいくつかありました。それは直接的にこの研究手法のことを指してはいませんでしたが、量的研究手法にときおり疑問を投げかけるY教授の言葉を私は聞き逃さなかったのです。この参考文献紹介をきっかけに、これらの点がはっきりと線に繋がったのです。

 

この参考文献に出会って私の胸躍る気持ちをストレートに伝えた時のY教授のとても満足そうな顔は忘れられません。さながら「Y教授ワールド」に入り込んだか、「Y教授の蜘蛛の巣」に引っかかったのかは定かではありませんが(笑)、その時から私は新たな研究手法の道に進むことになったのです。

 

そして、Y教授の指導の下、一からこの研究手法を勉強しました。それも、「はいはい、采々さん、関連テキストを紹介しとくね~」なんて軽いノリで2冊の分厚いテキストを紹介されただけです。大学院生なので講義のような形での指導ではなく、勿論、自分で学習するしかないのです。実質、ネットでこれらテキストを注文して手元に届いてから次回ゼミまで1週間程度しかなかったのですが、寸暇を惜しんでテキストを読みました。ただ、読めば読むほど面白いっ!!と感じることができました。

 

その後のゼミで、この研究手法を使うことで一気に研究の方向性が開けてきたので、関連文献の調査や、研究計画の具体的な立案に取り掛かりはじめたのです。

 

というのが、専門領域科目での研究の8月までの進捗でしょうか。

 

ということで、今日はここまで。

 

 

 

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